膝の痛み
こんなお悩みがある方は
ご相談ください
- 膝に力が入らず、ぐらつく
- 膝がポキポキ鳴る
- 起床時などしばらく横になった後に動くとき、膝が固まったように感じる
- 立ち上がりや歩き始めなど、動作を始めるときに膝に痛みがある
- 階段を下りるときなど、ガクンと膝が崩れるような感じを受ける
膝の痛みの原因として
考えられるもの
考えられるもの
膝の痛みの原因は様々です。ケガが原因である他に、関節炎・半月板損傷・変形性膝関節症といった生体反応が原因の場合もあります。成長期のスポーツ少年・少女はオスグッド病の可能性も考えられます。
関節炎
運動による負担、肥満、加齢、疾患などが原因で、関節部分に痛みや腫れが生じている状態を関節炎といいます。膝、肘、手足の指、腰、手首などの関節部分に発症します。 その中でも特に多いのが、体重負担を常に受けている膝関節の痛みです。悪化すると膝関節に水(関節液)や血液がたまり、痛みが激しくなることがあります。
関節炎の症状が重くなると、後述する変形性膝関節症に進行する可能性があります。早めに対策を始めることが大切です。
半月板損傷
半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある軟骨です。負荷を吸収し軽減させるクッションの役割と、膝関節の動きを安定させる役割を持っています。半月板が損傷すると運動時の激しい痛み、膝の屈伸時に感じる引っかかるような違和感が出てきます。突然激しい痛みとともに、膝がある角度から動かなくなるロッキング現象が起こることもあります。
スポーツなどのケガから生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月に微妙な外力が加わって損傷する場合とがあります。
ケガによる半月板損傷とは、膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、欠けたりした状態です。
加齢による半月板損傷とは、加齢に伴う半月板変性のため、40歳以上ではちょっとした外傷で半月損傷が起こりやすくなる状態をいいます。
いずれも慢性化すると、変形性膝関節症を引き起こす可能性があります。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、痛みが生じる病気です。前述の関節炎、半月板損傷などが徐々に悪化し、症状が重くなっていくケースが多いです。
軟骨がすり減った結果、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。関節をおおっている繊維膜の内側に炎症が起こり、膝に水がたまった状態になります。
激しい痛みをともなうため、日常生活にも支障が出てきます。行動範囲が狭くなり、ご本人やご家族の精神的な負担も大きくなりがちです。要介護や寝たきりとなる要因のひとつででもあるので、早めに対策を始めることが大切です。
オスグッド病
オスグッド病はスポーツ少年・少女によく見られる、膝のオーバーユースによる成長期スポーツ障害の代表疾患です。外傷のない子供の膝の痛みは、自然治癒する「成長痛」と思われがちです。しかしオスグッド病は進行性のスポーツ障害であり、成長痛とは全く違います。
太ももの前面にある大きな筋肉が、成長しきっていない膝のお皿の下骨の一部を引っ張りすぎることで、成長軟骨が剥離します。結果、膝のお皿の下骨あたりが徐々に突出してきて、赤く腫れたり熱を持ったりすることもあります。休んでいるときは痛みがありませんが、スポーツを始めると再び痛み始め、パフォーマンスに影響が出てきます。
オスグッド病の放置は長期の運動休止や外科的な治療が必要となる可能性があり、早期発見、対応が最も重要な疾患といえます。
膝の痛みに対する当院の施術
膝の痛みは要介護、寝たきりとなる要因のひとつです。健康寿命を伸ばすという意味でも、予防・温存対策が大切だと思います。当院では硬くなった筋肉の弛緩、膝を支える筋力アップに着目して施術を行っていきます。
まずは太ももの筋肉をストレッチ、マッサージ、低周波の電気を流すことで緊張をほぐし、膝への直接的な負荷を軽減させます。低周波電気は、電気を流す事によって筋肉が収縮と弛緩を繰り返すので、そのまま筋力トレーニンングにもなります。とても合理的でオススメです。
次に下半身の矯正を行います。骨格が歪むと足の裏側の筋肉が動かしにくくなり、膝軟骨同士のぶつかり合いが激しくなります。骨盤や背骨を元の正しい位置に戻して姿勢を整え、体が受けている重力を分散させ、1番負担のかからない状態を作り出します。
それでも改善が見られない方には鍼を加えます。鍼の代表的な反応として鎮痛作用と自律神経系(疼痛・筋緊張緩和、血流改善など)があります。深部に直接刺激を入れ筋肉を緩めていくと同時に、血流を促進させ新陳代謝を促し、体が正常な状態に戻るよう調整します。
日常生活でのセルフケア
高齢の方は運動の前に体操を行う、肥満気味の方は体重を減らすなど、普段から予防を心がけましょう。
ご自身の体調に合わせて、無理なく毎日続けることがポイントです。
膝の痛みを軽減させるストレッチ
日頃から筋肉の柔軟性を高めるストレッチ体操を、無理のない範囲で行いましょう。
膝の痛みに効くツボ押しで
血流を改善
膝の痛みに効くツボは図のとおりです。参考になさってください。
体重コントロールで
膝の負担を軽減
すぐに結果が出なくても焦らず、ゆるやかな減量ペースを目標に、毎日の運動を習慣化していくことが大切です。
これらをやってみても効果が得られない場合は、ぜひ当院へご相談ください。