ヘルニア
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頸椎ヘルニア
頚部〜肩甲背部の自発痛、痺れ
頸椎の運動制限
運動器症状の目安→安静時は痛みなし/運動時痛みあり
一側上肢の放散痛、痺れ
四肢の感覚障害
歩行障害
膀胱直腸障害
巧緻運動障害(ボタンを留める、箸を使う、書字などが出来ない事)
上肢の筋力低下
姿上肢の筋萎縮(筋肉が小さくなる)
深部腱反射減弱or錐体路障害では亢進
腰椎ヘルニア
腰痛(1〜2日で軽快することもある)
一側下肢の放散痛、痺れ、感覚障害、脱力、運動障害
デジェリーヌ徴候(咳やくしゃみで下肢の痛みが増強)
膀胱直腸障害、排尿障害
下肢の運動障害、感覚障害
疼痛性跛行(庇う様に手を腰に当てたり、上体をかがめ片側の膝を曲げたりして歩く)
要背部の筋肉が硬く緊張
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ヘルニアに対する当院の考え
椎間板ヘルニアとは皆さん何か知っていますか?
『椎間板』『ヘルニア』と言う言葉なら、一度は耳にしたことがあるかも知れません。ここではざっくり説明しますね。
椎間板とは、脊柱つまり背骨の関節にあるクッションの様な役割を担うものです。イメージとしては、バームクーヘンですね。人間の脊柱には、23個の椎間板がありますよ!次にヘルニアです。ヘルニアを一言で説明すると、脱腸になります。何かが飛び出した状態とも言われます。でも脊柱には、腸はありませんよね、、、では椎間板ヘルニアでは何が飛び出すのか?それは、椎間板の髄核が飛び出します。分かりやすくイメージすると、バームクーヘンの中心にあるクリームが生地を突き破って、外に出てくる状態です。では、本来は中に居ないといけない物が、突き破って外に出てきたら何がいけないのでしょうか?
脊柱に話を戻しますね。脊柱の中には人間にとってとても大切な物があります。脊髄ですね!脊髄は顔から下の部位を司る神経の塊です。椎間板の髄核が周りを突き破って、外に出てくると、この脊髄を圧迫します。つまり、神経の塊を圧迫してしまうと言う事です。
後は、皆さんお分かりですよね。日常生活や仕事などで、長時間同じ所を圧迫もしくは同じ姿勢をとると、、、しばらく痺れたり、痛みがあったりしますよね。それでも、姿勢を変えたり圧迫を緩めれば、すぐに症状は治りますよね。
それでは、神経の塊を圧迫すると言うことは?上記の症状がより酷く、しかも簡単には症状が取り除けない状態になるわけです。
この状態が、椎間板ヘルニアです! -
ヘルニアを放っておくとどうなるのか
椎間板ヘルニアを放っておくとどうなりそうですか?
自然治癒? 一生治らない? 後遺症が残る?
安心して下さい!放っておいても、約3ヶ月ぐらいで症状は自然に軽快します。それでも、完治しないこともしばしばあります。痺れが残存したり、筋力が低下したままだったり様々です。先程、安静にしてればいずれ良くなりますと言いました。だったら、わざわざ治療する必要ないじゃん、、、と思われた方も少なくないはずです。はい!一部を除いては、その通りです。椎間板ヘルニアの治療では、保存療法が第一です。しかし、全く治療しなくていいわけではありません。コルセットを巻いたり、電気をかけたり、薬を飲んだりします。突き破った髄核は身体からしてみれば異物です。自然に白血球の貪食作用でなくなります。なので、保存療法+安静が最も大切なんです。
しかし、重度の感覚障害や運動障害がある。膀胱直腸に障害が出ている。以上の方は早急に手術の適応になります!迅速に医療機関を受診して下さい。
ただ、安静は治療手段にはなり得ません。正直言って、3ヶ月も仕事や家事を休める方は少ないはずです。日常生活により早く復帰するために安静以外に、プラスαで治療すことを強くオススメします!
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当院のヘルニアに対する施術とは
椎間板ヘルニアの治療法については、↑で説明しました。
椎間板ヘルニアは、なんで発生するのでしょう?それは、椎間板の部位ごとに違いがあります。頚部から説明していきますね。頚部のヘルニアは30〜50歳代の男性に多いとされています。頸は7個の背骨で構成されています。このうち、5番目と6番目の背骨の間に好発します。ヘルニアの原因で多いいのは、椎間板自体の退行性変性です。簡単に言うと、加齢です。その他にも原因はたくさんあります。
次に腰のヘルニアの説明をします。因みに椎間板ヘルニアは、腰部に最も好発します。原因としては、椎間板の退行性変性や力学的ストレスなどが挙げられます。
私はこの中でも、椎間板に対する力学的ストレスが1番の原因と考えています。椎間板にかかる力学的ストレスが強くなるのは、物を下から持つ時と、座ってる時ですね。
物を下から持つ時、腰を痛める人が多いですよね。背骨は天秤に例えられます。背骨の中心、つまり椎間板が支点です。椎間板よりも外側にある重量が40kgなら、それを直立させるのに2倍の80kgの力が必要です。この時注目すべき事は、椎間板には、40kg+80kgで120kgもの負荷がかかっている事です。この時に、10kgの荷物を持っていたら、椎間板にかかる負荷は150にもなります。恐ろしいですね、、、
しかも、現代社会はデスクワークが主流になってきています。椅子に座っているだけで、椎間板内圧は140もかかっています。座って前傾姿勢だと、185まで椎間板内圧が上がります、、、↑のことから、ヘルニアにならない為に日常生活での椎間板への負担を減らす事が求められます。それには、正しい姿勢や筋肉を正しく使う事が必要なのです。
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その施術を受けるとどう軽減するのか
市川げんき整骨院では、ヘルニアを良くするよりも、ヘルニアになるべくならない身体づくりを目指しています。前半にも述べた様にヘルニアは、保存療法が第一になってきます。そうなると、我等治療家が介入出来ることは限られてきます。なので、ヘルニアになってから治療というよりかは、ヘルニアにならない為に治療しましょうと患者様に伝えています。
椎間板ヘルニア予防で1番重要なことは、上記で述べた通り、日常生活での椎間板の負荷を減らことです!そのためには、正しい姿勢が絶対条件です。皆さんは正しい姿勢をご存知ですか?普段から正しい姿勢をつくれていますか?市川げんき整骨院では、初めて来た患者様に必ず聞くようにしています。ほとんどの患者様がNoと答えます。市川げんき整骨院では、正しい姿勢を作るお手伝いをさせて頂いています。
正しい姿勢を作る上で、当院で1番人気で1番オススメの治療が全身矯正です。正しい姿勢をつくるには、筋肉だけにアプローチをかけても正直言って難しいです。全身矯正では、顔の下の頸から足先までの骨を矯正します。筋肉+骨の両方に1度にアプローチをかける治療になります。
全身矯正の次にオススメの治療が、筋膜ストレッチです。椎間板ヘルニアは、腰椎に最も好発します。筋膜ストレッチでは、骨盤に付く筋肉に対して特にアプローチします。骨盤と腰椎は関節でつながっています。骨盤に付く筋肉をストレッチする事で、骨盤を正しい位置に持っていきます。結果、腰椎への負担も減るわけです。市川げんき整骨院では、↑の治療に限らず様々な治療を、患者様のお身体の状態に合わせて提案させていただいております。
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施術頻度はどのくらいか
正直に言わせて下さい。治療頻度は患者様1人1人違います。全く同じ人なんて1人もいないのです。なぜなら、患者様1人1人で生活スタイルが異なるからです。貴方の周りに、貴方と同じ生活を送っている人は恐らく1人もいないでしょう。長年連れ添った夫婦でさえ、生活スタイルにばらつきがあります。なので、今この場で治療頻度やどんな治療が必要か答えるのは難しいです。
↑の問いに答えるために、貴方の身体を見させて下さい。症状を聞かせて下さい。検査させて下さい。そうすれば、必ず答えられます。
是非!市川げんき整骨院に御来院お待ちしております。