悩みタイトル

股関節(足の付け根)の痛みや何か違和感があり、足が動かせる範囲が減った気がする。
朝ベッドから起き上がるときやイスから立ち上がる時に股関節に痛みを感じるようになった。
歩き始めの時に股関節になんとなく違和感を感じる、もしくは軽く痛みを感じるようになった。そのほかにお尻やももが硬く感じる。
足の爪切りや靴下を履く動作、正座をすることが難しく日常生活に支障をきたすようになった。
安静にしていても常に股関節が痛い。

以上の症状のどれかに当てはまっていたら「変形性股関節症」の疑いがあります。

変形性股関節症に対する当院の考え

変形性○○症とは、関節の軟骨が擦り減ってしまい、それによって痛みが生じる症状のことです。
よく聞くのは「変形性膝関節症」や、今回のテーマである「変形性股関節症」です。

軟骨は関節のスムーズな動きを助けたり、衝撃を和らげる役割を担っています。その軟骨がすり減ることにより痛みが生じ、関節が徐々に変形してしまうのです。
股関節は上半身の重さを支える重要な部位であり負荷がかかりやすく、特に女性の方に多く見られるとされています。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

変形性股関節症は進行するにつれて、症状が変化してきます。
初めのうちは痛みはほとんど感じられませんが、何かしらの股関節の疾患が関与する可能性が高くなります。

進行すると、起き上がりや立ち上がり、歩き始めに違和感を感じ、軽い痛みが現れることがあります。この時、お尻の筋肉やももの筋肉、腰の筋肉が硬くなることを感じることがあります。
このような症状が見られる場合、変形性股関節症が初期段階に入っていると考えられます。

さらに進行すると、股関節の動きが制限され日常生活の動作が困難になります。例えば、靴下を履くことが難しくなったり、あぐらや正座をすることができなくなったり、寝ていても痛みを感じることがあります。

変形性股関節症の軽減方法

変形性股関節症は、例えば、重い荷物を運ぶ仕事をしている方や肥満傾向にある方、スポーツを行っている方に多く見られます。

まずは、負荷を軽減するために、重い荷物を持たないよう心がけましょう。
減量や、股関節周りの筋肉を鍛えるためのトレーニングやストレッチも有効です。定期的な筋力トレーニングやストレッチを行うことで、変形性股関節症の進行を遅らせる効果が期待できます。
また、靴のかかとにクッション材を入れることで、股関節への負荷を軽減する効果が期待できます。適切な靴を選ぶことで日常生活での負担を軽くしましょう。

ちなみに、貧乏ゆすりは股関節にとって効果的な運動とされています。座ったまま膝をゆっくりと上下させることで股関節の周囲の筋肉を刺激し、血流を促進する効果が期待できます。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院では変形性股関節症の患者様が多く来院されています。
患者様に対しては、股関節をはじめ、他の部位への負担軽減を目的とした矯正施術を行っています。

また、筋肉の柔軟性を高めるためにストレッチの施術や鍼施術を行い、股関節の運動に必要な筋肉を柔軟にし、その柔軟性を向上させるお手伝いをしています。

さらに、筋力トレーニングには電気を使った方法を取り入れています。
運動が痛みの原因となり自主的に行うことが難しい方には、「楽トレ」という機械をご用意しています。

骨格、筋力、柔軟性の3つにアプローチをかけることが重要です。

その施術を受けるとどう楽になるのか

骨格矯正を受けることにより関節への負担が軽減され、痛みの緩和や進行防止、関節可動域の増幅が期待できます。

また、ストレッチや鍼施術を受けることで股関節を動かす筋肉の柔軟性を高めることができ、関節可動域の増加や痛みの軽減の効果が期待できます。
特に、鍼施術は痛みを軽減するだけでなく、筋肉の柔軟性を向上させるのに適している施術方法です。

電気施術では筋力トレーニングを行うため、股関節に負荷がかからないようなトレーニングを実施し、将来的な進行防止に努める効果が期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

骨格矯正やストレッチ、鍼施術は毎日行っていただいても大丈夫な施術となっています。
痛みが強い方については症状が進行しているため、スパンを開けずに通院することで痛みの軽減につながります。
痛みが強くなくても、症状の進行を遅らせることができるため早めに相談をすることをおすすめします。
筋力トレーニングについては、毎日ではなく週に2回や3回行うことをおすすめします。